1972-05-12 第68回国会 参議院 大蔵委員会 第24号
そこで、そのような前置きは別にいたしまして、いまの資本の承継でありますが、これは確かに沖繩県民がガリオア資金等を中心にして琉開金というものが構成されたことも事実でございますが、その他の、特別会計その他についてはこれは本土政府の資本も入っておりますが、アメリカの資本については、大蔵省のほうと外務省のほうで資産を承継するために対価も支払っております。
そこで、そのような前置きは別にいたしまして、いまの資本の承継でありますが、これは確かに沖繩県民がガリオア資金等を中心にして琉開金というものが構成されたことも事実でございますが、その他の、特別会計その他についてはこれは本土政府の資本も入っておりますが、アメリカの資本については、大蔵省のほうと外務省のほうで資産を承継するために対価も支払っております。
○山中国務大臣 何を具体的な例で答えていいかわかりませんが、たとえば非常に行ったり来たりした一つの例を申し上げますと——議論が行ったり来たりしたという例ですね、電力の取り扱いについてですけれども、現在アメリカの民政府によって所管されております電力供給公社、これは本来ガリオア資金等に関連があり、なおまた、利用料金等において沖繩県民が負担した金が再利用されてでき上がった資産であるから、資産設備ともにそれは
この資産評価につきまして、また引き継ぎにつきまして、琉球政府は、米国議会におけるいろいろな関係当事者の発言を引用いたしまして、さらに国会における関係大臣等の答弁を資料といたしまして、ガリオア資金等による見返り資金によってできた資産は、施政権者としての当然の義務として、琉球政府に無償で引き継がれなければならないものだという見解をとっておるのであります。
それから、金融機関については、沖繩振興開発公庫というものをつくることに両者合意いたしましたので、この点はたいへんありがたかったと思っておりますが、これについては、もちろんいま言われましたガリオア資金等を含んでおる、沖繩民政府所管の開発金融公庫の資金も全量それに投入することはもちろんでありますが、これに対しまして、本土の中小企業分野に至る一連の金融機関の金融を全部そこに統一した窓口として、沖繩のために
それを、とにかくそういう買い取りという考え方それ自体について、広瀬委員の質問に対しても、ガリオア資金等に対する問題にしても、その辺をあいまいとして、とにかく締めて幾ら、それを幾らぐらいに資産を買い取るというふうなことに、いまのような姿勢だと、進んでいくのですよ。
それからただいま御指摘ありましたガリオア資金等の問題につきましても、これは奄美の場合にもございましたが、沖繩のガリオア資金につきましては若干性格が違っておるようにも聞いております。この資金を沖繩住民の福祉のために使っていくんだという米側の意向も示されておるようでございます。
従いまして、野党からたびたびこの質問が出るのに対して、そういう考慮はないと言われるのですけれども、それを背景といたしまして、きょうの新聞を見ますと、日韓交渉がうまくいかぬならば、その差額の請求権、向こうの要求が満足できないでいるその差額は、ガリオア資金等で日本から返してもらった金で穴埋めをしようという議論が出ております。
ところが、今振り返ってみまずると、このエロア資金、ガリオア資金等で行かれた教育者、あるいは芸術家、あるいは政治家、その他の視察団から、日本国が啓蒙されたような報告というものは、おそらく絶無に近かったのじゃないか。従って、今では、エロア資金、ガリオア資金で海外へ数千人派遣したことは失敗であった。
○政府委員(藤井貞夫君) 今の点は、われわれもそのように考えておりまして、彼此の資金の間で流用を行い得るという規定を一応設けておりますが、この点はよくよくの場合でございまして、しかも、それを考えておりますのは、保証業務の方で今後資金の余裕が出てくる、と申しますのは、ガリオア資金等の関係、貸付したものを全部引き継いでおるわけであります。この点が、大体債権といたしましてはかなり額が多いわけであります。
また、翻って考えて参りますると、今日日本が外国に対して支払うべきいろいろな負債というものは、戦前の外貨債、世銀からの借款、賠償、経済協力あるいはイロア資金、ガリオア資金等を含めますならば、相当多額なものであります。さらに、その他今日確定をいたしておりませんイロア資金やその他の賠償を含めますときには、なかなか今日の日本の経済事情のもとにおいて容易ならざるものと思われるわけであります。
私たちは占領中にアメリカからイロア、ガリオア資金等が来たということで非常に感謝しておつた。マツカーサー元帥に対する感謝状等はこの貸金が非常に左右しているわけでありまして、もしこの資金の性格が単なる貿易として日本と取引されているものであるとすれば、終戦処理費と考え合せまして、私たちはアメリカに対する国民の感情にも非常に重大な関連があると思うのであります。
当時まだ司令部等が厳密に食糧輸入を管理いたしておりまして、ガリオア資金等で食糧等が相当入つておつたときであります。従いまして六万一千トン程度のいもそのものを総合配給にまわすという需給計画を立てまして、司令部の許可を得ておつたのでありますが、二十五米穀年度になりまして、麦等の輸入がガリオア等で相当入つて来てよくなつたのであります。
実を申し上げますと、従来は援助資金特別会計なりでこれを補填いたしましたり、あるいはガリオア資金等で参りましたために、原麦が無償であつたわけであります。ただそれを製品にする過程の加工賃だけを交兄の負担にいたしておつたのでありますが、二十七年度からは援助資金特別会計の負担もありませんし、またガリオア資金等もないために、国内でこれをどう操作するかという問題になつたわけであります。
直接費はこれは放棄いたしますが、占領の間接費用はこれは支拂うということになつておるのでありまして、従いましてこの前御説明がありましたように、ガリオア資金なり或いはイロア資金等で救済を受けましたものも、これはこの債務を償還をすると言いまするか、これは返すことになるわけでありまして、これは終戰直後の混乱を救つて頂いた関係でありまするから、お返しをすることが当然だとも思いまするけれども、ただ丁度私が当時ガリオア資金等
これが講和條約ができまして、ガリオア資金等がなくなつた場合におきましては、アメリカへ行く日本の留学生は、日本政府の費用でやるようにお考えでありますか。それとも米国の方からある形式の援助を受けて、あるいはロツクフエラー財団の援助とか、そういうふうな関係においてやるお考えでありますか。その点を伺いたいと思います。
農林大臣としましては、ことしは、あるいは来年はというような、断片的な意向においては、現状をかえないというような意見を再三お述べにはなつておりますが、ことし、来年というようなことでなく、先ほど申し上げた通り、アメリカのガリオア資金等がすつかり切れて来るというのも、ここ二、三年の後だろう、そうしますと、輸出をもつて輸入をまかなうというような状態が現われて来るということも早晩のことである。
なぜこういうことを申上げるかと言いますれば、先日も私本会議で申上げましたように、将来輸入補給金の問題、或いはガリオア資金等の問題が全部正常な、ノーマルな状態に帰り、全く自由価格の競争状態が参りますならば、日本農業というものは初めてその過程において国際経済の一環として対外競争力を持たなければならず、又その競争にさらされるわけでありますが、そういう場合に、他の企業の合理化はできても日本農業が少しも合理化
これはガリオア資金等によつてとにかく救済物資として多くのものが入つて来る関係もありまして、特例を設けておるのであります。
なおガリオア資金等の問題につきましても、その金額も年々減少して参つて行くような状況でございますので、それとの見合いでいろいろ輸入数量等も勘案しなければならないかと思うのでございますけれども、今言つたようなことでございまして、その数量についてはどの程度と申し上げることは、ただいまのところまだ時期尚早ではないかと思いますので、この点御了承願いたいと思います。